interpack & components、2021年開催の中止を決定


                                     2020-12-03

 

新型コロナウイルス感染者数の多さに起因する、あまりにも大きな業界内の不透明感・不確実性
 

新型コロナウイルス感染症の世界的大流行に伴う各種制限を考慮し、関連業界・団体、さらには実行委員会と協議を重ねた結果、メッセ・デュッセルドルフは、2021年2月25日から3月3日に予定されていた interpack・components 両展の、開催中止を決定した。
 

『このような環境下においても、interpack は加工・包装産業にとって非常に重要である、との認識から、われわれはこれまで、考えられる全てを講じてきた。とりわけ、実際に面と向かって商談できるイベントに賛同する業界から激励を受け、関係するすべての方を保護するために、実際に試験し整えた衛生・感染予防構想も示した。しかしながら、究極的には、不透明感、不確実性があまりにも大きく、世界をリードする業界メッセ、というinterpackの基準を満たすことは困難なのではないか、との反応が、出展者から示された。』そう説明するのは、メッセ・デュッセルドルフで代表取締役社長を務める、W. N. ディーナーだ。『11月25日、ドイツ連邦政府と各州は、さらに厳しい対策をドイツ国内で実施する、と決定した。そしてこの措置は、年明けまで延長される可能性がある。そうであるならば、残念ながら、この状況がこれから先数か月の間に大幅に改善されるだろう、という期待はかけにくい。また、第一四半期に予定されているすべてのメッセ・デュッセルドルフ主催イベントに、影響を及ぼすことになるだろう。現在われわれは、2023年5月に予定される interpack・components の次回開催に重点を移し、オンラインサービスの拡充に着手している。
 

メッセ・デュッセルドルフは、出展者に特別な参加条件を提供した。それには、参加が叶わない、あるいは見合わせたいとする企業に対しての、特別な出展取り消し規定も、含まれる。
 

『interpack の特徴は、唯一無二の市場網羅性に加え、世界中から集結する市場をリードする企業と有名一流ブランドからの意思決定者との間で、情報交換が直接行われることだ。これはまさに、欧州での新型コロナウイルス感染者数が断続的に高水準で推移し、それに伴い講じられている渡航・移動制限や検疫規則の適用が継続されているため、ほとんど阻まれていることだ。ゆえにわれわれは、interpack 2021 開催取り止めというメッセ・デュッセルドルフの決定を歓迎するとともに、interpack 2023 への取り組みを進めていきたい。』と、interpack 2021 実行委員会会長を務める、MULTIVAC Sepp Haggenmüller 社代表取締役社長兼グループ代表のC. トラウマンは、発言している。
 

『業界にとって、実際に会って行う商談と製品に触れることは、特に複雑な技術に関して言えば、現在においても非常に重要である。それを通じ、直接市場比較ができ、新たな着想や、新規顧客・ネットワークを獲得できる。このようなことは、オンラインでは部分的にしか実現できない。われわれは、デュッセルドルフでの世界最高峰メッセ interpack 2023 に、関連業界がふたたび結集することを、すでに心待ちにしている。』と、ドイツ機械工業連盟(VDMA)食品加工・包装機械工業会のR. クレメンス専務理事は、分析する。
 

世界の加工・包装産業を牽引する interpack・components 両展の次回開催に向けて、それぞれの専用ウェブサイト www.interpack.com、ならびに www.packaging-components.com にて、業界のトレンド、開発、イノベーションに関する最新情報を発信していく。そして、interpack 2023・components 2023 では、オンラインサービスをさらに拡充していく。

 


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